第4集 サクラ


 

  もくじ 

   『 人の中で自分を大切にすること 』 

   『 満たされるって…? 』 

  

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『人の中で自分を大切にすること』

わたしたち、日々人と、つながっている。
空気を読み過ぎたり、
人にあわせて自分の感情をころしたり、
人の考えを読みすぎて疲れたり、
人とつながりたいために、人を気にし過ぎてしまう。

でも、本当に大切な自分の感情に、素直に向き合いたい。
疲れすぎず、考え過ぎず、楽に楽しく過ごせるようになれたらいいなあ。
人の中で自分を大切にすることを、一緒に語りましょう。

…………………………………………………………………………
●人の中で、一人でいると疎外感。気持ちを上げてグループに入ると、後で疲れる。今は入らないことを選んでいます。

●自分がどうしたいのかを自分にきくこと。それが自分を大切にすることなのかな。

●100の力で人と話すと疲れてしまう。70や80の力で落ち着いて話す。それを実践しています。

●“いじける”気持ちがあって、自分を大切に出来ない方向に引っ張られてしまう。

●「他者受容」の前に、「自己受容」だな。まず自分に素直で誠実であることだと思う。

●心の葛藤がある。自分を大切にしたいし、相手も大切にしたい。それができないとき、モヤモヤしたり怒りを感じたり……。

●自分は我が強くて、価値観を押し付けちゃう所がある。我の強さと他者受容のバランスのとりかたを悩んでいる。日々悩み中。勉強会にも参加してみている。

●いつも考え過ぎ。もっとあっけらかんとしている方がいいのかな。「あ、言っちゃった」「ごめんなさい」と謝って、次に気をつければいいのかな。

●考え過ぎをほぐすのに、認知行動療法をつかっている。罪の意識が小さくなります。

●自分を大切にすることと、自分を守ることは、似ていて違うと思う。人に合わせて盛り上がり、陰口を言っているときは、自分を大切にしていない。

●「自分に嘘をつかない」ことかな。

●信念を守っているとき苦しかったなー。ちょっとしたことに過敏に反応。ほんわりしてれば自分も相手も傷つけないのにな。

●自分も大切にして相手も大切にすることの前提に、対等な関係があるのかな。卑下しないこと。尊大にならないこと。

●感情を表すのはいいこと。感情的になるのではなくて。

●私は人とつるむのが苦手。犬の散歩を集団でしたり、ママグループ、PTAの役員、全部イヤなんです。ふと、他者から私ってどう見えるんだろう?付き合い悪い?ちょっとザワザワするなあ。

●自分を大切にするって、主観でいること。自分を中心に考えることで落ち着いてくる。自分を大切にすることで他者を大切にできる。だって、他人の考えなんて読めない。その人に成り代わることは不可能、想像するしかない。まず自分自身であること。

●まわりが~だから、~でなく、私はどうなの? 私は~したい。私は~です。重要だと思う。まず自分を受け入れるということ。

●私は、自分をわかっていないかな。右往左往してしまって……。なかなか成長しないなあ。

●「私は…」って言える時と「私なんか……」という時とある。あとから「あー私はこうしたかったんだー」って、わかることがある。それでもいいのかなぁ。

●自分を大切にせず、相手を許そうとして、どんどん苦しくなった。人間同士なので、相手を傷つけることは否めないのかな。相手を信じて苦しみながらやっていくこと、それが人生なのかな。

●本当はやりたくないのに頼まれるとやってしまう。やりたくないときに意思表示することも自分を大切することかな。

●人とつながることの喜びを知っているから、ずっと人とつながっていたくて、人を求めるのかな。

●自分の弱さを知ることで、自分を大切に出来る。弱い犬ほどよく吠える。父を見て知っている。自分の弱さを認めたい。

●学校の人間関係から逃げて、勉強へ。そしてcaféへ。これからは人を大切にしていきたいな。これから人と出会いたい。やさしさをあげることで自分を大切にできると思うから。

●人の役に立つのは嬉しいことだな。お互いに足りないところ補い合えたら幸せにつながるな。

 

感想です♪
●自分が今向き合っている課題、いい時間だった。
●へっへっへ、何でしょうね。
●ふっふっふ、うまくいかないから、いいんだろうなー。いっぱいアイディアもらいました。
●一人でいるのは難しいから人とかかわる。
●人との関係、迷い、自分の傷つき体験、人とのことで悩んだ。
●毎回、言えなさ、自分の幼い意見、後で恥ずかしくなる、すごい良かった。
●私はなかなか成長しないなあ。
●みんな同じような悩みをもっているんだな。少しほっとした。
●どんな自分でいてもいいんだな。

 

   つながる語らい場 第62回
 2013年10月1日
   

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『 満たされるって…? 』

満たされるって、どんなことなんだろう。
心にわいてくる不満、不満足感。
足りないという気持ち。もっともっとほしいという気持ち。
これは何だ?
みんなは、どうしている?
―語りましょう。


…………………………………………………………………………
●私は、物欲がある。それ以上に、もっと気持ち的なことで満たされたくて…。人に心配してもらいたい、愛してもらいたい。毎日が充実しているはずなのに、もっともっと望んでしまう。

●Caféで学んできてわかったのは、人に求めているとキリがないけれど、自分で自分を認めてあげることが本当に必要なことなのかな、と。 

●初めてこんな気持ちになった記憶は、妹が生まれた時。親の関心が、妹に移っちゃったように感じて。母に言うと、「あなたは妹が生まれるまで親を独り占めしていたのよ」と。

●モーニング娘のコンサートに行った。お金がなくてグッズ売り場には寄らず。コンサートはとても楽しくて、グッズがなくても満たされた。モノがなくても満たされる。モノがほしいんじゃなくて、モノを買うというプロセスが楽しいのかもしれない。

●気づくきっかけはどんなこと?

●心にいつも不満がある。いつも「足りない」と思っている。その気持ちが問題なのかもしれない。モノを買っても置きっぱなし。買うという行動、それが自分を満たすのかも。

●僕は、あれも食べたい、これも食べたい、と思うけれど、食べ過ぎるとお腹を壊すように、「ここで十分」というのを自分でみつけられるといいのかなって思います。

●恋愛では、相手に求めすぎると相手が逃げていくそうです。求めるばかりでなく、自然と相手に何かしてあげたくなって、それで心が満たされるって、聞きました。

●与えることによって満たされる―。まだまだその境地に行けなくて…。まだ自分にはできないので、まずは自分に与えようと思って時々おいしいもの食べます(笑)。 惜しみなく与える――そんな人間になりたいなあ。

●私は小さい時から我慢ばかり。甘え方、人に頼る仕方がわからなくて。人に頼りたいときは頼ってもいい、という気持ちがあれば、人にうまく伝えられるのかなぁ…。 

●「回復とは何か。それは心を満たすことです」と聞きました。心を満たすとは、怒り、不安、見捨てられ不安、負の感情―それをどうにかすることなのかも。自分にそれが必要と思います。けれど、どのようにすればよいか、わからないでいます。

●五体不満足の乙武さんは、幼い時から、気張らず、いじけず、周りの人に普通のこととして助けてもらっていたらしいです。周りもそれが当然だったそうです。一方通行じゃなくて相互に。それがお互いに満たされることなのかな、と思いました。

●自分が本当に必要としているものがわからなくて、違うものを自分に与えているということがあるのではないのかな? 

●足りないと思い続けると、足りない気持ちに集中してしまう。「今は足りないと思っているんだな~」と、ちょっとその気持ちを棚上げしておくといいのかな。

●人間関係が満たされていない、と自分は思っている。人の中、社会の中で、わかっていくものなのかな。

●私は、人に受け入れられている人がいいなと思っていて、自分は受け入れられていないと思っているけれど、客観的には自分も受け入れられているとわかることもあるんです。満たされているのに、満たされていないと思うところがあります。

 

 

●自分の強迫性障害。常に完璧であらねばならない。一つでも得られないと、ダメだ―と落ち込む。例えば大掃除すると、全てをきれいにしようとして疲労こんぱいする。妥協できれば不全感も和らぐのに…。このテーマは自分の人生を象徴しているよう。こうして話している今も、完璧に話したいと思ってしまう。

●完璧な人はいないのだから、自分との折り合いなんだろうな。

●執着だなぁ。一つのことに欲しいと思うと、周りが見えなくなります。執着を手放す――。あきらめることは勇気がいる。でもそれが必要なんだなぁ。


●自分も執着がすごく強くて、その執着していることから抜けるって、すごく難しい。執着―、こだわり―。

●執着を悪い意味にとらない方がいいと思う。肯定的な意味では「熱中できる素晴らしさ」ですよね。両面があると思うんです。

●「満たされる=充実している」と思っているから、結婚もしていない、何も持っていない、充実していないと思っている。でも、それは世間体。こうしてCaféに来て、自分の足元を見るようにしていたら、満たされていくのかな。

●俺は自分が何かを作りたいと思っている。満たされるって言葉は、受動的でしょ。自分は能動的、積極的に創造する人間でありたいと思っている。それが、なかなか腰が重くてできないでいるとき、代わりに何かを欲しくなってしまう。

●私は、体調を壊してお医者さんにかかったことで、自分が自分をケアすることから逃げていたんだな、自分をおろそかにしていたんだな、と気づいた。自分は満たされる価値のある人間なんだ。自分の思いを大切にしていいんだ。そういうことに、今、取り組んでいます。

 

感想
●20代の頃は、仕事をしたいとか、彼氏がほしいとか、いろんな欲求があったけれど、30代になってあきらめがついた。そうしたら、気持ちが楽になった。仕事を焦って探さなくてもいいのかな…って、今はそんな感じです。

●このテ―マ出すことに勇気がいった。欠点をさらけだすテーマでした。語らい場のみんなを信頼していたので出せました。

●私の子供には障害があります。その子が就職したら、心が満たされて楽になるんだろうなと思いました。

●私は欲望が強くて、煩悩のかたまり。モノばかり買って、お金なくなって、ヤバイ! それでも1~2年前に比べると自分は成長しているな、と思っています。

●今日の語らい場は、純粋に楽しかった! 自分が自分を満たしている姿を想像したら楽しくなった。

●きのう部屋を整理したら、毎月の目標を書いた紙が出てきた。今、当たり前に出来ていることが、去年の11月には出来ていなかったことに気づいた。今の自分は、昔の自分から見たら満たされているんだな~と、わかりました。

●人と比べちゃって、自分は満たされないと思うこと多かったなあ。日々の生活が充実していれば、こういう感じはス―ッと消えてくのかな、と思いました。

●私が家族に、あれしてもらってないな、と思い始めるとイヤな感じがするんです。その後で考え直すんです。他にやってもらっていることがあるな、と。そうしたらイヤな気持ちが全くしなくなるんです。不思議だなあ。面白いなあ。人と人との境界線がもてたら、満たされない思いがなくなるのかなあ。

●いつも欠乏感に意識が向いていた。全体に上手くいっていることでも、足りなかった部分に目がいっていた。最近、意識の向け方を変えてみたら、力が抜けた。気楽にしたら、満たされた。

●自分に足りないから頑張る、と思っていました。

●モ―娘のツア―に通っていますが、はじめの頃は地蔵でした。最近ペンライト回せるように。やってみたら、えっ、こんなに楽しいの!?って。これまではオタ芸をする人を「ふん」と。でも自分もやってみた。やってみることって自分を満たすことなんだと発見! 

 つながる語らい場 第67回 
 2013年11月27日